ヨットの謎

民宿なのにホンモノのヨットが置いてあるワケ

かつて私はハーバーマスターやってたんです

ホンモノのヨット

私は、かつて小樽近くの銭函でハーバーマスターとして、マリンスポーツのガイドをしていました。 最初は主にウインドサーフィンの指導していましたが、生徒さんたちをサポートする道具として使えるように、 ディンギー(1~2人乗りの小型ヨット)の操作を覚えたんです。

当時の私は港に住んでいるようなものでしたから、毎日ディンギーに乗れます。 だから、すっかりヨットの世界に魅了され、やがてディンギーのレースに出場するようにもなり、北海道内各地のレースを転戦しました。



私はハーバーマスターやってたんです

先日、久しぶりに銭函のハーバーを訪れてみると、ひっそりとして、とても静かでした。 遊びにも流行りがあるのかもしれませんが、昔のにぎわいを知っているものとしては、寂しい思いをしました。

でも、私がディンギーやウインドサーフィンを教えた生徒たちは全国各地にいます。 彼らからの便りには「先生、知床ではヨットをやらないの?」と書かれていることがあります。 生徒たちが民宿のすぐ前の海でヨットやウインドサーフィンを練習するのをながめながら、料理の仕込をして、 指導が必要ならば厨房からすぐに飛んでいく。そんな毎日が実現したら最高ですね。

私の夢は、知床の海でお客様にヨットやウインドサーフィンなどマリンスポーツを気軽に体験していだくこと。 今はまだ宿を軌道に乗せるのに忙しくて、そこまで手が回りませんが、いつか必ず実現させます。

私と海との関わりの象徴、夢の実現への第一歩。それが民宿の横に置いてあるヨットであり、 玄関先に立てかけたサーフボードなのです。

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